サイボウズの評判うわさについて考える

サイボウズの評判を集めてみた

サイボウズ株式会社はソフトウェア開発会社であるが、ゲームなどのIT業界ではなくビジネスIT業界だったので学生に人気がなく、採用募集しても人が集まらない状況だった。またサイボウズ株式会社は、残業や土日出勤が当たり前だったことなどから離職率が高い会社だったのだ。しかし、優秀な人材の採用と定着のために様々な制度を導入したことにより、社員からも評判の良い会社になり、外部からはその改革自体も良い評判を得ることになったのである。

具体的に導入した制度としては、妊娠が判明した段階から取得可能で最長6年間の育児・介護休暇制度だ。また、育児や介護に限らずライフイベントの変化に対応した働き方を社員が選択できる制度も導入したのである。これらの制度導入により退職する社員が減って、離職率がピーク時の約28%から4%も減り、採用や教育コストも抑えられる効率の良い会社になったのだ。

また、自宅で仕事ができる在宅勤務制度、退職しても6年間は自由に戻ってこられる育児分休暇制度、会社で働きながら断りなく他で働ける副業解禁制度なども導入したのである。それから人事部内には社内に感動をうみ出す業務を担当する感動課を設けて、社員を盛り上げる企画を行うなどしているのだ。

サイボウズの会社データ

サイボウズ株式会社は、グループウェア「サイボウズ Office」などを制作しているソフトウェア開発会社である。その他代表的な製品・サービスとしては、グループウェアを軸としたサービス提供をおこなうクラウド基盤「cybozu.com」、従業員が300人以上の企業を対象としたエンタープライズ製品「サイボウズ ガルーン」。個人・小規模グループ向けグループウェア「サイボウズLive」、業務アプリを作れるクラウド基盤「kintone」、メール対応を共有できるグループメールシステム「メールワイズ」などだ。

サイボウズ株式会社は1997年に愛媛県松山市で創業し、高須賀宣・畑慎也・青野慶久の3名が創業者である。ちなみに、高須賀が経営を、青野が販売を、畑が技術を担当しているのだ。1998年に事業が拡大し人材確保のために大阪市北区へ移転し、1999年に開発したサイボウズOffice4により大成功するのである。2000年には東京都文京区に移転し、それに伴い大阪事務所は閉じられたのだ。2007年に国内グループウェア市場でシェア1位になり、2010には無料で利用できるコラボレーションツールサイボウズLiveを一般公開、2011年にはクラウドサービスcybozu.comを企業を対象に本格的に提供開始するのである。


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